番外編のポエムです

アポロ11号の月着陸から55年

1960年代の宇宙開発競争における設計方針は、 おおまかにいって、 アメリカはスケールアップ、 ソ連はスケールアウトだったと言えるでしょう

運用部隊としては、 コロリョフ(ソ連の宇宙開発のチーフアーキテクト)の設計方針に好感がもてるのですが、 残念ながら当時の技術力ではシンクロが難しすぎて、 うまくいきませんでした。

もちろん、 アメリカの(フォンブラウンチームが作り上げた)サターンVもエンジンが5つあるのですが、 ソ連の「30機のエンジンを(たぶん1/1000秒くらいのスケールで)シンクロ」は、はるかに難しいでしょう。 半導体技術でも遅れていたソ連なので、アポロより相当アナログなつくりだったろうし …

クラウドサービスが巨大な分散システムと言っても1/1000でシンクロとか、 そういう要請は無いですから、 ITシステムのスケールアウト・スケールアップとは次元が違う難しさです

ハードウエア制御は難しい … (けど、これはこれで、うまく動けば楽しいんでしょうね〜)

参考文献

PBS(アメリカの教育テレビ相当)製作のアポロ計画のドキュメンタリがおすすめです。 邦訳は知りませんけど、たぶん、ないのではないか?と …