YAPC::Hakodate2024 4部作の3つめ(本編の最後)です ( [その1] [その2] [その3] [その4]

ふたつの円環とは何か?

はこだて未来ならではの窓芸おもてなし

YAPC::Hakodate 2024 写真集 No.337、CC 4.0 by-NC

この窓芸は素晴らしい。 これは、この建物の構造特有の窓芸。 真似できない;-) うちの大学も立地の僻地勝負なら負けないのだけれど… :D

YAPC::Hakodate2024 トラックA

トラックAは講堂なので、たぶん収容人数も最大だとおもいます。 開会式と閉会式、 招待講演、UnixやPerl関連の講演、北海道スペシャルセッション、LT大会、最後のキーノートがトラックAでした

講演の先頭が自分、 最後がキーノート「Develop to Survive」のmoznionさんです

YAPC::Hakodate 2024 タイムテーブル

開会式の様子、ここがトラックAの会場;YAPC::Hakodate 2024 写真集 No.393、CC 4.0 by-NC

自分のスライド

キーノートのスライド

YAPC::Hakodate 2024 Track A togetterまとめ

円環(1): トラックAの最初と最後

トラックAでは、最初と最後で同じような話をしていました。 はこだて未来大学が会場なので「未来」を意識して話そうという漠然としたコンセンサスがあるからか、 別に打ち合わせしてないけど、 最初のネタを最後のキーノートが回収してループが綺麗に閉じているじゃないですか! (= ほぼ同じ話をしてる)と自分では思ったのですが、そうでもないでしょうか? でも、ちらほらと肯定の意見を耳にするので、その理解で大丈夫かな?と思ってます

(スライドも見直して)キーノートから個人的にすくいあげたキーワードは次の3つです

  1. 量が質に変わる(瞬間がいつか来る)

  2. (そのためには)大漁に作る

  3. 個人のパッション

  1. 自分のスライドのパートD「コンピュータ開発史: その観念/妄想は、どこから来たのか?(仮説) + お金の話」で、 「量が質に変わる」の歴史上の実例を話していました

「おわりに」の中にあるSHIROBAKO 第7話のくだり(スライドp.48)では 1. + 2. と同じことを言っていると思うのですが、 SHIROBAKOを見たことのある人にしか伝わらなかったかも?

実は、半年前の Webinar のスライドの方で、より明示的に「場数が大事」という話をしていて、 その記憶があるので、自分では同じことを言っている気になっていたかも?(参照:二つ下のスライド)

「場数が大事」と質的向上はセットなんですよね。循環論法に聞こえますけど、セットもの。 質と量はリニアな関係にはないと思うので納得はしがたいかもしれない

  1. は自分のスライド p.33 〜 p.49 で断続的に話しています。 あまりゆっくり話す余裕が無かったので、 うまく伝わっているかどうかは少し自信なし

もっとも、 「個人」というところは共通してますが、 自分の方の「個人の狂気」は随分ちがう話をしている気もします。 下手に説明するより、 スライドのコメンタリ でしている「はぐちゃん」たとえ話のほうがよいでしょう。 そう思うと全然ちがう気がしますね

(YAPC::Hakodate 2024 トラックA スライド p.48 (2024/10/05 10:45あたり))

(LPI Webinar (2024/06/08) スライド p.56a)

円環(2): Perl入学式in千歳〜YAPC::Hakodate2024

うーたんさん、ベストLT賞おめでとうございます

千歳で始まり、函館で(もうひとつの)ループが綺麗に閉じました

https://x.com/sakaik/status/1842496383816974348

懇親会は"Perl入学式in千歳"同窓会!

懇親会会場の後ろの方では、Perl入学式in千歳同窓会状態で盛り上がってました、よきかな、よきかな

0yu(おゆ)も来るかと思ったけど、来なかったようなので、残念

うーたん0yu(おゆ) も"Perl入学式in千歳"卒業組でして、 connpassやらtwitterをみるかぎり、ふたりとも技術系イベントに元気に参加している(しまくっている?w)ようで何よりです

おまけ: 複雑系の人はLTのクリエイティブアート好きだと思う、ライフゲーム、セルラー・オートマトン

自分だけの世界を創るクリエイティブコーディング / Creative Coding: Creating Your Own World (speakerdeckのスライド)

LiveViewer(OSS)が生成するライフゲームの例

LTを見て、Wolframのセルラー・オートマトンを思いだし、 「なにもかもみな懐かしい」と思いました。 さらに御先祖のライフゲームといえば、ビル・ゴスパーが御執心だったゲームです(詳細はHACKERSを参照[Levy 1984])。 30万ドルくらいのPDP-10でゲームを走らせつづけていた時代 (注:当時、モニタが使えたのは、かなり高級な環境です)

そういえば、 Wolframは最近なにをやってるんだろうと思って調べてみたら、 物理法則を幾何学的に解釈することに凝っているみたい? ピタゴラス・プラトン主義を原点だと思うなら、 それは正しい原点回帰ですよね(自分は、この派閥なので、絶対的に肯定)

MathematicaとかWolfram Languageの新機能は、 きちんとWolframがレビューしているらしいし、 たくさん文章は書いてるし、Wolframは、あいかわらず元気なんですねぇ

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